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第66期11月例会

  • 執筆者の写真: ゼミナール 浅草紙器
    ゼミナール 浅草紙器
  • 12月1日
  • 読了時間: 2分

令和7年11月7日(金)


【第66期浅草紙器ゼミナール11月例会】


福島紙器製作所へ工場見学に行ってきました。



当日は会長と福島氏よりご挨拶と概要の説明をいただき、その後2つのグループに分かれて見学がスタートしました。



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【徹底された衛生管理】


まず案内されたのは「クリーンルーム」です。アルコール消毒とエアシャワーで体や荷物についた細かいゴミを徹底的に落としてから入室します。


工場内(クリーンルーム)は「陽圧」といって室内の気圧を高く保つことで、外部からのチリや雑菌の侵入を防ぐ仕組みになっていました。さらに、壁や床には防塵素材を使用し、高性能なフィルター(HEPAフィルター付きファンフィルターユニット)が6台も稼働。空気中の微細なチリまで除去し、極めて高い清浄度が保たれていました。



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【生産性の高い「貼箱」製造】


製造現場では、主力マシンである「サーボ式ラッパーF6」を見学しました。


これは、箱のサイズに合わせた型をセットし、紙を貼る工程と折り込む工程を一度に行う機械です。サーボモーターによる精密な制御で、深い折り込みなどの難しい加工も可能です。


驚いたのは、この高度な機械をオペレーター1名で回していたこと。人の手によるサポートと自動化が組み合わさり、誤差も少なく生産性が非常に高いことに感銘を受けました。



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【高品質な印刷とデジタル加工】


続いて、オンデマンド印刷機を見学。通常のカラー(4C)に加え、金・銀・白・クリアの特殊印刷が可能です。特に金・銀の発色が素晴らしく、その仕上がりの良さには驚かされました。シートサイズは小さめですが、多品種の生産に向いているそうです。



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【デジタルカッティング機】


最後に見せていただいたのは、デジタルカッティング機です。


抜型(ぬきがた)を作らずに、データをもとに1枚からカットや折りスジを入れることができます。自動給紙機能もあり、サンプル作成や「小ロットで作りたい」というニーズにぴったりの機械でした。



他にも、福島紙器製作所には、


コーナーライン・スーパープレス・断裁機・罫線機・四隅止め機などがあります。






更に機械では出来ない手加工品、箱の折加工などの内職加工を自社で行っておりました。



今回見学させていただき、


徹底された衛生管理と、ワンストップで受注できる体制が整っていることに感銘を受けました。



工場見学を通して、貴重な経験をありがとうございました。

 
 
 

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